霜月とよばれる季節です。
「霜月」
現在では新暦の11月の異名としても使われます。
霜が降る月という意味です。
中学の国語では、毎年10月11月は古文の単元を勉強します。
日本の美しさ、人々の思い、情緒を味わうにふさわしい季節のような気がします。
「古今和歌集」
しら露の色はひとつをいかにして秋の木の葉をちぢにそむらむ
藤原敏行
紅葉のニュースが流れると、思い出す歌です。
野山に降りた露の色は白一色。その露がいったいどうやって
秋の木の葉をあのように多彩に色づかすのだろうかという内容です。
昔に生きた人も、現代に生きる私たちも、
同じ感情を共有できるなんてすてきですね。
by I.R